虐待問題めぐり保育士の処分決定延期 保護者「僕らが納得するかたちでやってほしい」

徳島県佐那河内村の保育所で園児への虐待が確認された問題で、村は保育士の処分決定を延期すると発表しました。 村立「佐那河内保育所」では、2021年以降、保育士5人が当時1歳~2歳の園児らに「吐き出したものを食べさせる」などの虐待や不適切保育を30件行っていたことが発覚しました。 村によりますと、保育士らの処分を11月12日に決める予定でしたが、11月9日に開いた保護者会で「(処分の決定が)早急すぎる」という意見が出たため、決定を延期したということです。 10日、被害園児の親を含む保護者らが会見しました。 (保護者)「これは正しく調査されているんですかというところで、疑問と違和感があります」 (保護者)「(処分は保育士の)人生を左右する事柄だと思うんですね。僕らが納得するかたちでやっていただきたい」 村は「保護者からの理解が得られるよう努めたい」としています。