札幌・函館・稚内・室蘭で初雪 週明けにかけて積雪の可能性も

10月21日に旭川で初雪が観測されてからおよそ3週間がたち、ようやく道内のその他の気象台からの冬の便りが届きました。昨日11月10日(金)夜から今日11月11日(土)明け方にかけて、北海道の札幌・函館・稚内・室蘭の気象台で初雪が観測されました。いずれの地点も平年より遅い初雪です。週明けにかけて、日本列島の上空にはこの時期としては強い寒気が流れ込むため、平野部でも積雪の可能性があり注意が必要です。
札幌管区気象台では目視で観測
北海道の上空約1500mには-6℃以下の寒気が流れ込んできました。寒気の影響で日本海から流れ込んでいる雪雲により、雪やみぞれ(雪まじりに降る雨)がこの冬初めて観測されたことで「初雪」となりました。札幌管区気象台では目視による観測、その他の気象台では測器による自動観測(気温・湿度・感雨による自動判定)です。▼初雪の観測札幌管区気象台 11月11日(土)観測 平年より10日遅く、昨季より5日早い函館地方気象台 11月11日(土)観測 平年より10日遅く、昨季より7日遅い稚内地方気象台 11月10日(金)観測 平年より22日遅く、昨季より7日遅い室蘭地方気象台 11月11日(土)観測 平年より9日遅く、昨季より5日早い
週明けにかけ冬型が続く
これまで目立った寒気の流れ込みがなかった北海道では、一気に本格的な冬型の気圧配置となったため、初雪がそのまま積雪となる可能性があります。積雪や路面凍結によるスリップ事故等に注意してください。車を運転される方は、冬用タイヤ・雪用ワイパーへの交換や、スノーブラシ・解氷スプレーの携行など、雪道用の装備をご準備ください。北海道で雪の降りやすい状態は、来週14日(火)にかけて続くとみられます。