11月としては“記録的大雪” 凍結路面で死亡事故…冬タイヤ装着もスリップか 北海道

北海道内ではこの週末、強い寒気が上空に流れ込んだ影響で、この時期としては記録的な大雪となりました。
屋根からせり出す雪。
週明けの13日も雪かきに追われる人の姿が。
北海道稚内市では、12日の午前7時までの24時間で、33センチの雪が降りました。
平年よりも30センチほど多く、11月としては記録的な大雪です。
平年よりも2℃ほど海水温が高く雲ができやすい状況のなか、強い寒気が上空に流れ込んだ影響で、各地で雪が降り続きました。
13日の午前1時に32センチの積雪が観測された滝川市です。
12日の夕方から13日の午前9時までの気温が氷点下となり、路面が凍結しやすい状況でした。
滝川市江部乙町では、午前5時半ごろ国道12号で旭川方向に走っていた軽乗用車が、トラックと正面衝突する事故がありました。
この事故で軽乗用車を運転していた20代の男性が頭を強く打ち、死亡しました。
トラックの60代の男性は左ひざの打撲などの軽傷です。
警察によりますと事故当時、路面は一部凍結していて雪が降っていたということです。
双方の車とも冬タイヤでしたが、どちらかの車がスリップして対抗車線にはみ出した可能性もあるとみて、警察は詳しく調べています。
北海道内は14日まで気温が低く、日本海側を中心に雪が続くため、路面凍結や局地的な積雪増加に注意が必要です。