24時間以内に台風発生の可能性 次に発生すると“台風17号”

11月13日(月)15時現在、カロリン諸島で発達中の熱帯低気圧について、気象庁は「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しました。次に台風が発生すると台風17号と呼ばれることになります。▼熱帯低気圧 11月13日(月)15時 中心位置 カロリン諸島 移動 ほとんど停滞 中心気圧 1004 hPa 最大風速 15 m/s (中心付近) 最大瞬間風速 23 m/s
西に進みフィリピンの東へ その後の進路は不確実
12日(日)9時に発生したこの熱帯低気圧は、今後は徐々に発達して台風になる可能性が高くなっています。台風を移動させる風が弱いため、しばらくは比較的ゆっくりと西へ進み、5日先の18日(土)頃にはフィリピンの東に移動しているものと考えられます。世界各国の気象機関が計算した進路のシミュレーション結果を比較すると、その後の進路は不確実で、そのままフィリピン付近を西進して南シナ海に向かうものや、東に転向するものまで幅広い予測が出ています。本州方面に北上してくる可能性は低いものの、船舶などは今後の台風情報にご注意ください。
およそ4週間ぶりの台風発生か 平年より少ないペース
平年の台風発生数
次に台風が発生すると、10月18日に発生した台風16号以来で、台風17号と呼ばれることになります。台風が発生すればおよそ4週間ぶりで、今年の11月に入ってからは初めての台風です。平年の台風発生数を積算すると、10月までの発生数はおよそ22個となるため、今年は現時点で台風発生数が平年よりも6個ほど少ないペースといえます。