万博中止求め、9万人の署名提出 「湯水のごとく公金使う」

大阪市の市民団体「どないする大阪の未来ネット」は14日、25年大阪・関西万博の開催中止を求める約9万人分の署名を、日本国際博覧会協会と大阪府・市でつくる万博推進局にそれぞれ提出した。「湯水のごとく公金が使われ、国内外の不人気で計画が大幅に遅れている」と再検討を求めた。
「未来ネット」の馬場徳夫事務局長(81)らが、協会が入る大阪府咲洲庁舎を訪問。協会側が記者団の取材を拒否する場面もあった。万博推進局は「持ち帰って対応を検討する」とした。
馬場事務局長は取材に「万博は即刻、中止すべきだ。今中止すれば三百数十億円で済むが、決断が遅くなればなるほど費用がかさんでいく」と話した。