アイスホッケー元日本代表で、北海道ワイルズの選手兼コーチが酒気帯び…罰金30万円の略式命令、チームは1か月の謹慎処分下すも公表せず

アイスホッケーの元日本代表で、アジアリーグ参戦をめざす北海道釧路市の「北海道ワイルズ」の選手兼コーチが9月に酒気帯び運転の罪で、罰金30万円の略式命令を受けていたことがわかりました。ワイルズは、この事案を公表していませんでした。
酒気帯び運転の罪で釧路簡裁から罰金30万円の略式命令を受けたのは、ワイルズに所属する元日本代表、斉藤哲也選手兼コーチ39歳です。 ワイルズによりますと、斉藤選手兼コーチは8月5日午後10時ごろから約4時間にわたり、釧路市の繁華街で知人とウイスキーや焼酎などを7杯ほど飲み、タクシーで帰宅しました。 6日午前10時ごろ、飲食店近くのコインパーキングにマイカーを取りに行き、パーキングから出たところで警察官に呼び止められ、呼気検査の結果、酒気帯び運転の基準値を超えるアルコールが検知されました。

斉藤選手兼コーチは罰金の他、免許取り消し(欠格期間2年)の行政処分を受け、ワイルズは8月、チームとして1か月の謹慎処分を下しましたが、公表はしていませんでした。 公表しなかった理由について、ワイルズの篠原秀則ゼネラルマネージャーは「当時は日本アイスホッケー連盟にも所属していない状況だったため、必要ないと考えた」と説明しています。 斉藤選手兼コーチは「自分の甘さで申し訳ない。地域に貢献し、信頼を取り戻したい」とコメントしています。