マイナンバーの公金受取口座の“誤登録疑い”口座情報をすべて修正 河野デジタル大臣

マイナンバーに他人の公金受取口座の情報が誤って紐付けられている問題で、河野デジタル大臣は誤登録の疑いのあるおよそ616件について、口座情報を一両日中に抹消すると発表しました。現段階で判明している紐づけ誤りの疑いのある口座はすべて修正されたことになります。
河野デジタル大臣「誤登録の可能性の高い940件のうち、登録情報の修正が行われなかった616件につきまして、一両日中に登録情報の抹消を行います」
マイナンバーと公金受取口座の誤登録をめぐっては、これまで940件の口座情報で紐付け誤りが疑われ、このうち215件で口座情報が他人に閲覧されるなど、個人情報の漏洩があったことがわかっています。
河野大臣はこの940件のうち、616件について一両日中に口座情報を抹消すると発表しました。すでに抹消や変更の申請がされたものとあわせると、これですべての誤った紐付け情報が修正されたことになります。
このほか、ログアウト忘れが原因とみられる紐づけ誤りの口座が別に227件ありますが、既に公的給付の振込先として利用できないようになっており、今週金曜日に対象者に登録口座の変更手続きの案内を郵送するとしています。