タイの首都バンコク近郊の拠点から日本に電話をかけ、特殊詐欺に関与した疑いがあるとして、タイ当局が逮捕した尾川大介容疑者(49)が日本に移送され、岐阜県警が詐欺容疑で逮捕したことが15日、捜査関係者への取材で分かった。
捜査関係者によると、尾川容疑者は今年9月、岐阜県の高齢男性に虚偽の内容の電話をかけ、キャッシュカードを郵送させ、だまし取った疑いが持たれている。県警は尾川容疑者がうその電話をする「かけ子」だったとみている。
タイ警察は8日、日本に電話をかけて特殊詐欺を行っていたとして、尾川容疑者ら日本人2人と台湾人2人の男計4人を逮捕したと発表していた。