コロナ感染部員に「せきこみ君」 顧問教諭の暴言認定、熊本市教委

熊本市教育委員会は16日、市立中の男子バレーボール部顧問を務めた教諭について、新型コロナウイルスに感染した部員を「せきこみ君」と呼ぶ暴言など不適切な行為が計8件あったと認定した。市教委の聞き取りに「鼓舞するつもりだった」と話しているという。
市教委によると、教諭は2022年度~23年度1学期、部員に「チキン」「しばくぞ」などと人格を否定するような発言をした。新型コロナに感染した部員に約10分間にわたって「なんでかかってるんだ」と責めて精神的苦痛を与えた。
部活の応援で暴言を聞いた保護者から市教委に相談があり、23年8月に顧問を外れた。市教委は処分を検討している。