１６日午前、兵庫県洲本市の造船所で解体工事中だったクレーンの作業場が落下し、作業員の男性２人が意識不明の重体で救急搬送されました。
１６日午前１０時半ごろ兵庫県洲本市由良町の造船所で「解体作業中に２階から１名が転落した」と消防に通報がありました。
警察や消防によりますと、この事故で造船所にあるクレーンの作業場を解体していた３０代くらいの男性が、高さ約１０メートルから足場ごと落下したほか、クレーンの下にいた別の３０代くらいの男性が落ちてきた作業場に巻き込まれました。
２人は事故発生から約３０分後に救出され、病院に搬送されましたが意識不明の重体です。
事故現場ではクレーンの上部にある作業場を解体するため、別のクレーンで吊りながら支えていましたが、なんらかの理由でワイヤーが切れ、足場が落下したということです。警察は事故の詳しい原因を調べています。