東京都江東区長選を巡る公職選挙法違反事件で、東京地検特捜部が22日、木村弥生前区長(58)を支援していた自民党衆院議員の柿沢未途元法務副大臣(52)から現金を受け取ったとされる自民党区議の自宅を家宅捜索したことが関係者への取材で分かった。特捜部は区長選の買収だった疑いがあるとみて捜査しているもようだ。
特捜部は16日に柿沢氏の地元事務所に加え、秘書や複数の区議の自宅を捜索していた。捜索対象を他の区議にも広げることで柿沢氏が広範囲に配ったとされる現金の趣旨の解明を進める。
関係者によると、特捜部は22日午前、区内の自民党区議の自宅を捜索、資料を押収した。区議は特捜部の任意の調べに、区長選後に柿沢氏から現金20万円を受け取ったと説明しているという。
この区議は、区長選で木村氏の対抗馬だった自民党元都議の山崎一輝氏(50)を支援していたとされる。柿沢氏は秘書を通じて区長選の投開票前にも現金20万円を渡したが、この区議は一旦、返金していたという。