いわゆる「国際ロマンス詐欺」の手口で現金をだまし取った罪に問われた男に対し、大阪地裁は懲役10年の実刑判決を言い渡しました。 判決によりますと、無職・森川光被告(60)はガーナ人らと共謀してSNSで「アメリカ国籍の女性」などになりすまし、日本人男性らに恋愛感情を抱かせて現金1億1000万円をだまし取るなどしました。 森川被告は「国際ロマンス詐欺」グループのメンバーで、潜伏先のアフリカ・ガーナで身柄を拘束されました。 12月7日の判決で大阪地裁は「だまし取った金を集め受け取る重要な役割だった」と指摘。「被害者は30人、被害総額は1億円以上と重大で、恋愛感情につけ込んだ卑劣な犯行」として、森川被告に対し懲役10年の実刑判決を言い渡しました。