大阪税関が去年1年間に押収した覚醒剤などの違法薬物の量が、直近10年間で最高となる270キロになったことが分かりました。 大阪税関によりますと、関西空港などの税関で去年1年間に押収した違法薬物について、前の年に比べて件数は減ったものの量は1.5倍増え、直近10年間で最高となるおよそ270キロにのぼったということです。 違法薬物の種類では覚醒剤の押収量が最も多く、前の年と比べて3.7倍のおよそ222キロを押収。メキシコから届いた工作機械の底に覚醒剤およそ30キロが隠されているケースもあったということです。 輸送手段はここ数年コロナ禍で国際郵便や航空貨物を使う方法が多かったものの、去年入国制限が緩和された影響で飛行機の乗客が密輸する方法が4倍以上に増えているということです。