今日15日(木)は、前線の南下や湿った空気の流入によって全国的に天気が崩れます。局地的に雨や雪の強まる所があるため注意が必要です。
気圧の谷の接近で雲が発達
今日は低気圧や前線が通過する影響で、次第に雨の範囲が広がります。湿った空気の影響を受けやすい西日本の太平洋側や前線に近い北日本では、朝から雨や雪が降っています。7時現在、鹿児島県東市来で1時間に11.0mm、高知県宿毛で6.0mm、秋田市で5.5mmの雨を観測しました。雨の範囲は時間とともに拡大し、午後は東日本でも雨や雪の降り出す所が多くなります。夕方から夜は上空の気圧の谷が近づくことで雲が発達して、雷と伴って強く降る所がある見込みです。昼間は日差しが届く関東も夜は天気が崩れ、遅い時間ほど雨が降りやすくなるため注意が必要です。
北海道や東北北部は短時間で積雪急増のおそれ
雨雪の予想
ここ数日は季節外れの陽気が続いていた北海道は、前線の北側に広がる冷たい空気に覆われるため、雪の降る所が多くなります。また、すでに雨が降っている東北北部も夕方以降は次第に雪に変わる見込みです。北海道の道東の太平洋側や道南、東北北部では、1時間に3~5cmの強い雪の降る所があり、山沿いの多い所では新たに20~30cmの積雪が予想されます。一旦、雪解けが進んだ所に新たな雪が積もることで、山間部では新雪雪崩が発生しやすくなります。市街地でも湿った雪が積もって路面状況が悪化することが考えられますので、十分に注意をしてください。