警察庁は4日、2023年11~12月に全国の警察がホストクラブ延べ729店舗に立ち入りしたと発表した。これらの調査結果を受け、各都道府県の公安委員会は今年1~2月、5件の営業停止命令を含む203件の行政処分を出した。
警察庁によると、ホストクラブは全国に約1000店舗あるという。女性客の支払い能力を超える請求をするなど悪質なホストクラブが問題となり、警察庁は23年11月、取り締まりを強化するよう全国の警察に指示していた。
また23年11月~今年2月に全国の警察が売春防止法、職業安定法、風営法違反の疑いで摘発したホストは28人で、前年同期より11人増えた。
ほかには、「売掛金」(ツケ)を支払わせるため女性客に売春を強要したホストも摘発されている。【山崎征克】