大津園児死亡事故の公判中に男性脅す…53歳女性ストーカーの気質

保育園児ら16人を死傷させた女は公判中にもかかわらず、出会い系サイトを通じて知り合った男性をLINEと電話で脅迫していた。

滋賀県大津市の交差点で5月8日、右折の乗用車を運転中に事故を起こし、自動車運転処罰法違反(過失運転致死傷)罪で起訴された新立文子被告(53)が先月30日、ストーカー規制法違反や脅迫、強要未遂容疑で同県警捜査1課に逮捕された。新立被告は保釈された直後の6月下旬から、49歳の男性公務員とLINEでやりとり。近況を報告したり、写真を送らせていた。ところが次第に嫌気が差したのか、男性は新立被告からのメッセージを既読無視するようになった。すると新立被告は「電話番号を教えて」「話がしたいの」と懇願。これを無視されるとキレ、8月27日以降、何度も「やりとりを全部見せる。それで終わり」というメッセージを送り続けた。それでも返信がなかったため、男性の職場の電話番号を調べ、9月2日と5日の2回、直接電話を掛け、「写真もLINEも全部見せることになるよ」と脅した。2人は最後まで一度も顔を合わせることはなかった。

「『見せる』といったのは男性の素性や、実はこんなことをしているんやといった、世間にさらされたら困るような内容やった」(捜査事情通)

7月17日の初公判では、園児や保育士の中にはまだ精神的に不安定な状態が続き、復帰できない被害者がいることが明らかになった。2人の児童が亡くなり、14人が重軽傷を負い、被害者やその家族が苦しみ、悲しんでいる間、新立被告は同居する家族がいながら、出会い系サイトで遊び相手になる男を捜していた。

被害者の知人があきれた表情でこう言う。

「初公判では入廷時に被害者の方を見ようともせず、そのままスタスタと被告席に向かい、頭を下げることもなかった。服装はノースリーブに近い、袖がほとんどないヒラヒラが付いたブラウス姿で、髪の毛はきれいにセットされ、『そんなおめかししてどこに行くの』いう感じやった。とても法廷に出てくるような格好ではなく、一瞥もくれずに退廷するなど、重罪を犯した人間の態度には見えなかった。勘違いな態度と服装ではあったが、とはいっても反省と懺悔の日々を送っているとばかり思っていたら、逮捕の話を聞き、開いた口が塞がらなかった。これでは裁判官の心証も悪くなる一方でしょう」

次回公判は8日だが、「反省してます」と口にしたところで誰ひとり信用しない。