国土交通省は3日、青森県の三沢飛行場で航空自衛隊のF2戦闘機が管制官から待機を指示されていたのに滑走路に進入したと発表した。着陸態勢に入っていたジェイエアの旅客便(乗客乗員77人)が着陸をやり直したが、けが人や機体の損傷などはなかった。
国交省は事故につながる恐れがある重大インシデントと認定。運輸安全委員会は、原因調査のため事故調査官2人を担当に指名した。
同飛行場は、自衛隊と民間の共用。国交省によると、3日午後0時45分すぎ、管制官から滑走路手前で待機を指示されていたF2が滑走路に入った。旅客便は、着陸許可を受け飛行場の西約2.8キロの上空まで接近していたが、いったん上昇し着陸をやり直した。