埼玉県川越市は17日、酒を飲んで車を運転し、ひき逃げ事件を起こしたとして、市民部副部長の男性(56)を懲戒免職処分にした。
発表などによると、男性は昨年6月19日、勤務後に坂戸市内の焼き鳥店とスナックでビールや焼酎など5杯以上を飲み、同日午後11時10分頃、同市内で車を運転して20歳代男性をはねて軽傷を負わせ、そのまま逃走したとしている。
埼玉県警から市に連絡があり、昨年12月18日に発覚した。男性は市の調査に対し、「年に1~2回飲酒運転をしていた」と話しているという。川合善明市長は「市民の信頼を大きく失墜させ、深くおわび申し上げる」とするコメントを公表した。
西入間署は、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致傷アルコール等影響発覚免脱)などの疑いで男性を書類送検する方針。