東京都議会は10日、臨時会を開き、小池百合子都知事が特別顧問を務める第2会派「都民ファーストの会」の増子博樹副議長(65)を新議長に選出した。
臨時会は最大会派の自民党の政治団体が開いた政治資金パーティー収入の政治資金収支報告書への不記載問題で、自民所属の宇田川聡史議長(60)が辞意を表明したことに伴うもの。宇田川議長は計138万円の不記載があった。
都議会議長は最大会派の都議から選出されるのが慣例になっている。今回の問題を受け、自民党は議長候補を出さなかった。都議会局によると、確認できる1965年以降、最大会派以外の議長就任は初めてとなる、異例の事態。