ヤクルト・衣笠剛球団会長CEO兼オーナー代行死去 76歳 元日にはHPに今季にかける思いを掲載

ヤクルト・衣笠剛球団代表取締役会長CEO兼オーナー代行が7日に死去した。10日、ヤクルト球団が発表した。76歳。愛媛県大洲市出身。通夜は2月20日午後6時から、葬儀・告別式は同21日午前9時30分から東京都港区の増上寺光摂殿で営まれる。

衣笠氏は日大を経て71年にヤクルト本社に入社。日本バウンドテニス協会理事、日本体育協会評議員も務めるなどスポーツ界に造詣が深く、2011年に球団社長兼オーナー代行に就任。23年3月に代表取締役会長兼オーナー代行に就任した。

今年元日には球団公式ホームページに「2025年新年のご挨拶」として「ファンの皆さま、明けましておめでとうございます。日頃より東京ヤクルトスワローズに熱いご声援を賜り、誠にありがとうございます。新年にあたり、皆さまへご挨拶を申し上げます」と丁寧な長文を掲載。ファンに向け、ペナント奪回のためにドラフト、FAなどによる戦力強化を行ったこと、1、2軍施設の改善、環境整備、ファンサービス、地域への貢献など、球団として目指していく道を示していた。

文章の最後には「最後に、今シーズンも東京ヤクルトスワローズは、〓津臣吾監督指揮の下、『セントラル・リーグ優勝』『日本一』を目標に全力で戦ってまいります。引き続き、より一層のご支援を賜りますようお願い申し上げます。 2025年元旦 衣笠 剛」とファンに呼びかけ、今季にかける思いを表明していた。