岸和田市長への不信任案。再び可決されました。
2月17日午後3時前、岸和田市議会から2度目となる不信任決議案を可決された岸和田市の永野耕平市長。その表情は普段と変わらない様子でした。
永野市長をめぐっては、女性との性的関係に関する裁判で和解したものの、去年12月、市議会で不信任が可決されました。これに対し、永野市長は「説明責任は果たしたと思っているし、不信任には大義がない」「個人の生活上の失態」として議会を解散。この日に妻・紗代さん同席で会見を開きました。
(妻・紗代さん)「変わらず、大事な家族の一員です」
(永野耕平市長)「許してもらっているわけではないです。許してもらっていると思ってません」
2月2日に投開票された市議選では、不信任に賛成した前職20人が当選となりましたが、妻・紗代さんも出馬し、初当選。夫への不信任が出た場合の対応について聞かれると、次のように述べていました。
(妻・紗代さん)「12月と同じ内容のものでしたら、反対します。違う内容のものが出るのであれば、(内容を)きっちり見て精査して、そこはそのときに考えます」
そして17日、選挙後初となる市議会が始まり、永野市長に対し2度目の不信任決議案が提出されました。
「前回と同じ内容なら反対する」と言っていた妻の紗代市議。法律で「議員は配偶者などが従事する業務に直接の利害関係のある場合は議事に参加できない」と定められていることから退席。紗代市議を除いた23人の議員で行われた採決。結果、投票箱から出てきたのは、すべてが賛成を示す白い票。可決となりました。議長から再び不信任の通知書を手渡された永野市長は…
(永野耕平市長)「(Q(投票に参加した)全員が賛成していることについて?)そのまま受け止めています。もちろん重く受け止めています。不信任は民意だと思います」
今後行われることになる市長選への出馬については、次のように話します。
(永野耕平市長)「岸和田が大好きですので、しっかり岸和田のために働きたいと思っています。引き続き頑張ります。前向きに検討してまいります」
17日の不信任決議について岸和田市民は…
「ええんちゃう?みんなの意見と思うけどね。信用できへん」
「岸和田何も良くなってないでしょう、あの方になっても。だから次(市長に)なられても困るかな」
永野市長は2月17日で自動失職となり、今後、50日以内に市長選が実施されます。