九州の大雨から一夜、死者3人に 避難者、6県で1900人超

九州北部を襲った猛烈な雨で29日、佐賀県武雄市の浸水住宅から女性1人の遺体が見つかった。一連の大雨による死者は3人となった。総務省消防庁によると、午前6時半現在、同県や福岡県など九州5県と山口県で1900人以上が避難所に身を寄せた。
気象庁は29日も断続的に雷を伴った非常に激しい雨が降る恐れがあるとして、土砂災害や浸水、河川の増水・氾濫に厳重な警戒を呼び掛けた。30日にかけて、西日本から北日本の広い範囲でも、雷を伴った激しい雨が降るとしている。
一方、佐賀県や大町町は、冠水し孤立状態になった同町の順天堂病院について、被害状況の把握に乗り出した。