障害者施設での「虐待」通報者の情報を漏えい 三重・大紀町が謝罪

三重県多気町の障害者福祉施設の職員が2024年2月、入所者が職員から虐待を受けた疑いがあるとして、入居者の住所地がある大紀町に通報したところ、同町健康福祉課が施設側にこの通報者の氏名を漏らしていたことが分かった。同課が2日、毎日新聞の取材に事実関係を認め「弁解の余地はなく、申し訳ない」と謝罪した。
通報を妨害するような行為を禁じた障害者虐待防止法に抵触する恐れがある。
関係者によると、通報は23年12月30日の入浴時、別の職員につきまとうなどした30代の入所者が罵倒されたり背中をたたかれたりしたという内容だった。大紀町は、通報を受けて調査した結果、虐待はなかったとしている。【渋谷雅也】