10代少女に「一緒に自殺しませんか」と誘拐、手助けしようとした男を容疑で逮捕

SNSで知り合った少女を誘拐し、自殺を手助けしようとしたとして、福島県警は3日、福島市永井川、無職岸波弘樹被告(36)(自殺ほう助罪などで起訴)を未成年者誘拐、自殺ほう助未遂などの容疑で再逮捕した。岸波被告はこれまでSNSを通じて連絡を取った男女計3人の自殺を手助けしたとして2度逮捕され、いずれも起訴されている。
発表によると、岸波被告は昨年7月1日、SNSに自殺願望を投稿していた県内在住の10歳代少女に連絡を取り、「一緒に自殺しませんか」と誘い出した。同県郡山市の待ち合わせ場所で車に乗せ、同県喜多方市の山中でわいせつな行為をした上、練炭自殺ができるように七輪などを用意し、手助けした疑い。少女が思いとどまり、自殺は未遂に終わった。
岸波被告は調べに「間違いがあるので一部否認します」と話しているという。
起訴状などでは、岸波被告は今年1月に同県いわき市の20歳代女性、昨年6月には、宮城県の20歳代男性と埼玉県の10歳代男性の練炭自殺を手助けしたとしている。