新潟県生活衛生課は、魚沼市内の飲食店が提供した弁当が原因で、ノロウイルスによる食中毒が発生したと発表しました。20人が症状を訴えて8人が治療を受け、全員が快方に向かっているということです。
新潟県によりますと、原因となったのは、魚沼市佐梨のレストラン「モンブラン」が4月1日に提供した仕出し弁当です。 2日朝から、弁当を食べた5つのグループ127人のうち3グループ20人に吐き気や下痢、腹痛等の症状が出ていたということです。その後の検査の結果、3グループ11人の患者とレストランの調理従事者5人の便からノロウイルスが検出されました。
症状が出たのは、20~60代の男性6人と10~60代の女性14人の計20人で、そのうち8人が病院で治療を受けましたが、全員快方に向かっているということです。入院した人はいません。
魚沼保健所は飲食店を3日間の営業停止処分(5日~7日)とし、調理施設の清掃消毒、調理器具・設備の洗浄消毒、従事者の健康管理の徹底を指示しました。
県は、食中毒を予防するため、食品は十分に加熱し、調理前やトイレの後などは、十分な手洗いを徹底するよう呼び掛けています。