覚醒剤などを所持したとして、警視庁向島署が、東京・銀座の老舗料亭「金田中」社長の男(63)(東京都港区南青山)を覚醒剤取締法違反(所持)と大麻取締法違反(同)の両容疑で逮捕していたことがわかった。逮捕は9日。
同署幹部によると、男は昨年10月1日、東京都港区新橋の路上に停車した乗用車内で、覚醒剤約0・6グラムと乾燥大麻約1グラムを所持した疑い。容疑を認めている。
男の逮捕に伴い、今月9日に自宅を捜索した際には、複数回使用できる量の覚醒剤や大麻の吸引器具が発見された。同署が入手経路を調べている。
金田中は、都内の銀座や青山に計4店舗を構えており、このうち銀座の「新ばし金田中」は歴代首相や政財界の要人らに頻繁に利用されている。先月下旬には石破首相も訪れていた。