北アルプスの立山連峰を貫き、富山と長野を結ぶ観光ルート「立山黒部アルペンルート」がきょう全線開通しましたが、雪のため、富山側の高原バスが終日運休しています。
きょう開通したのは、立山駅から長野県の扇沢までの総延長37.2キロです。
標高2450メートルの室堂平では、時折雪が強く降る悪天候の中、ターミナル周辺の「雪の回廊」を楽しむ観光客の姿が見られました。
アルペンルートのハイライト、雪の大谷のことしの高さは16メートルだということですが、高原バスは終日運休し「雪の大谷ウオーク」も中止となりました。
「雪の大谷を見たくてわざわざ来た。残念です」
「歩きたかったです、雪の大谷」
関係者は、インバウンド需要の増加などを見込み昨シーズンの82万人の観光客を上回ることを期待しています。
立山黒部アルペンルートの営業は、11月末までです。