対馬で盗まれた仏像、13年ぶり観音寺に戻る…韓国から到着

2012年に長崎県対馬市の観音寺から盗まれ、韓国に持ち込まれた県指定有形文化財の仏像「観世音菩薩坐像(かんぜおんぼさつざぞう)」が12日午前10時頃、観音寺に到着した。寺に戻るのは13年ぶり。午後に檀家(だんか)らを集めた法要が営まれる。
仏像は1月に返還されたが、法要を希望する韓国の浮石(プソク)寺の求めで貸与されていた。10日に同寺での最後の法要を終え、観音寺側に引き渡された。対馬市には、福岡を経由して12日未明にフェリーで到着。トラックで運び込まれた。