立憲民主党の小沢一郎衆院議員が20日までに自身のX(旧ツイッター)を更新。自民党の江藤拓農相の「コメは売るほどある」発言に対し、怒りをあらわにした。
小沢氏は、「コメ買ったことない」「たくさん下さるので売るほどある」との江藤農相発言を引用し「コメをたくさんもらう自分にはコメ高騰による国民の苦しみを理解できないと、なぜか自慢してしまう農林水産大臣。苦しむ国民を茶化して嘲笑う自民党政治。とてつもない巨大な鉄槌を喰らわせるしかない。」とした。
続けて、江藤農相が19日に報道陣に問われて行った釈明で「受けを狙って強めに言いました」としたことにも「ウケ狙い。火に油。やはりこの大臣は、コメ不足、価格高騰の深刻さ、消費者の苦しみを理解していない。現在のコメ不足は冗談にはならない。国民の苦しみを理解できない人物に大臣など務まる訳がない」と、大臣としての適性を疑っていた。
自民党の江藤拓農相は19日、佐賀市で18日に行った講演で、価格高騰が続くコメに関し「(私は)買ったことがありません。支援者の方々がたくさん下さるので、(家の食品庫に)売るほどあります」と発言したことについて陳謝した。生活負担増に国民が苦しむ中、価格安定化に取り組む担当閣僚の不適切な発言に対し、与野党から批判が噴出した。石破茂首相が19日に江藤氏を呼び出し厳重注意し、発言を撤回させたが、批判が続いている。