北九州市小倉南区の資材置き場に87歳の父親の遺体を埋めて遺棄したとして、長男で46歳の会社役員の男が逮捕された事件で23日夜、この長男の知人の42歳の女が新たに逮捕されました。
この事件は、4月18日、北九州市小倉南区の資材置き場に土木建築会社の役員、華山龍一さん（87）の遺体を埋めて遺棄したとして、同じ会社の社長で長男の華山龍馬容疑者（46）が逮捕されたものです。
警察は、龍馬容疑者と共謀したとして23日夜、北九州市小倉北区のアルバイト、福田真美容疑者（42）を新たに逮捕しました。
警察によりますと、龍馬容疑者とは家族ぐるみの付き合いがあるということです。
警察の調べに対し、福田容疑者は容疑を否認しています。
福田容疑者は事件当時、資材置き場にはいなかったとみられるものの、スマートフォンを調べたところ、事件への関与をうかがわせるやりとりが見つかったということです。
警察は、龍馬容疑者と龍一さんの間に、会社の金や役職を巡るトラブルがあったことを把握していますが、福田容疑者もこうしたトラブルを知っていた可能性があるとみています。
龍一さんは首を絞められて殺害されたとみられていて、警察は、龍馬容疑者と福田容疑者が殺害に関与した疑いも視野に調べを進める方針です。