名古屋市の繁華街・栄のホテル客室で男性の遺体が見つかった事件で、男性の首を絞めて殺害するなどしたとして、愛知県警が8日に強盗殺人容疑で、無職の男(20)を逮捕していたことが9日、捜査関係者への取材で分かった。
男性が宿泊時に女性とみられる人物を伴っていたことも判明。県警は、この人物も事件に関与した疑いがあるとみて行方を追っている。
捜査関係者によると、男は6日夜~7日午前、中区栄のホテル客室で、愛知県春日井市内の男性会社員(32)の首を絞めて殺害し、所持品を奪った疑いが持たれている。
男性は6日夜に会社の同僚らと飲酒した後、ホテルに宿泊。チェックインする際、女性とみられる人物と一緒にいる様子が防犯カメラに映っていたという。
事件は7日午後に発覚した。男性の妻から会社に「夫と連絡が取れない」と相談があり、同僚がホテル従業員と共に客室で遺体を発見した。死因は首を絞められたことによる窒息で、県警は中署に捜査本部を設置し、防犯カメラの画像を解析して部屋を出入りした人物の特定を進めている。 [時事通信社]