天皇、皇后両陛下が「原爆死没者慰霊碑」に供花…両陛下での拝礼は25年ぶり

戦後80年にあたり広島県を訪れた天皇、皇后両陛下は19日午後、広島市中区の平和記念公園で、「原爆死没者慰霊碑」に拝礼し、テッポウユリなどの白い花を供えられた。両陛下での原爆慰霊碑への拝礼は2000年以来、25年ぶり。
両陛下は同日午前、東京・羽田空港を特別機で出発し、広島県入りされた。戦没者慰霊と戦禍の記憶を継承する訪問の一環で、4月の硫黄島(東京都小笠原村)、今月上旬の沖縄県に続き、今年に入って3か所目。
広島平和記念資料館も訪れ、昨年、ノーベル平和賞を受賞した日本原水爆被害者団体協議会(被団協)の活動を紹介するパネル展示などを見学される。被爆者のほか、戦後に生まれ、戦禍を語り継ぐ「被爆体験伝承者」との懇談に臨まれる。