京都府長岡京市の「カンケンテクノR&Dセンター」の工場内で19日、アンモニア臭のするガスが噴出し社員5人が搬送された事故で、現場にあったクレーン車の先端にあるフックが円柱形のガス管のバルブに接触し、ガス漏れが起きたとみられることが京都府警向日町署への取材で分かった。同署がさらに詳しい経緯を調べる。
同署によると、搬送された5人は男性3人と女性2人。うち男性2人が目の痛みを訴えている。いずれも命に別条はない。
ガスが噴出したのは19日午前11時5分ごろ。同社は排ガス除害装置の設計・開発や製造を手がける企業。この工場では半導体や大気環境保全装置を製造していたという。
現場はJR長岡京駅から南東に約900メートルの工場が立ち並ぶ地域。