元長野県議、二審判決は10月=妻殺害、改めて無罪主張―東京高裁

長野県塩尻市の自宅で2021年9月、会社役員の妻=当時(47)=を窒息死させたとして、殺人罪に問われた元県議丸山大輔被告(50)の控訴審第1回公判が2日、東京高裁(辻川靖夫裁判長)であり、弁護側は改めて無罪を訴えた。即日結審し、判決は10月1日に指定された。
一審長野地裁は昨年12月、丸山被告に懲役19年を言い渡し、弁護側が控訴していた。弁護側は「一審判決には明らかな事実誤認がある」と主張。検察側は控訴棄却を求めた。
一審で丸山被告は、事件当時は自宅から約80キロ離れた議員会館にいたと主張したが、判決は車で往復した可能性を指摘。長く不倫関係にあった女性と復縁するため、妻の殺害に及んだと認定していた。 [時事通信社]