山上被告「(事件当時は)どうしようもなかった」 旧統一教会への“強い恨み”変わらず 安倍元総理銃撃事件から3年

安倍晋三元総理が奈良市で銃撃された事件から8日で3年です。山上徹也被告(44)は関係者に対し、事件当時について「どうしようもなかった」と話しているということです。
2022年7月、奈良市で参院選の応援演説中だった安倍元総理が銃撃されて死亡した事件では、山上徹也被告が殺人や銃刀法違反などの罪で起訴されています。
殺人罪の成立に争いはなく、裁判での主な争点は、旧統一教会の影響を量刑上どう判断するかや、銃刀法違反の成否になる見通しです。
関係者によりますと、山上被告は、公判前整理手続きの長期化を冷静に見ているということです。
また、旧統一教会への強い恨みは変わらないとされ、関係者に対し、事件当時について「どうしようもなかった」と話しているといいます。
初公判は10月の予定で、関係者によりますと、奈良地裁は年内に審理を終え、年明けに判決を言い渡す日程で調整を進めているということです。