7月11日(金)15時現在、小笠原近海で発達中の熱帯低気圧について、気象庁は「24時間以内に台風に発達する見込み」と発表しました。次に台風が発生すると台風5号と呼ばれることになります。
小笠原諸島では風雨や高波の影響に注意してください。関東など東日本も週明けに雨が強まる可能性があります。
▼熱帯低気圧 7月11日(金)15時
中心位置 小笠原近海
移動 西北西 ゆっくり
中心気圧 1002 hPa
最大風速 15 m/s (中心付近)
最大瞬間風速 23 m/s
東日本の東岸へ北上か 雨に注意
今日11日(金)9時に発生したこの熱帯低気圧は、今後やや勢力を強めて台風に発達する可能性がでてきました。ただ、周辺の環境は必ずしも発達に適しているとはいえず、現時点では暴風域を伴うほどの発達は予想されていません。
小笠原諸島では明日12日(土)~明後日13日(日)にかけて雨や風が強まり、波の高い状況も続くため注意が必要です。
熱帯低気圧は台風に発達したあと東日本の東の沖合に北上する進路が予想されています。14日(月)はこの台風の影響で、関東や東北・北海道で雨の降る所があり、一時強まる可能性があります。今後の情報にご注意ください。
さらに、14日(月)~15日(火)には別の低気圧が東シナ海から接近して日本付近を東進する見込みで、全国的に雨の強まるタイミングがある予想です。こちらの情報にもお気を付けください。
本格的な台風シーズンの幕開け
平年の台風発生数
次に台風が発生すると、7月5日(土)に発生した台風4号以来で、およそ1週間ぶりです。今月3つめの台風で、台風5号と呼ばれることになります。
台風発生数の平年値を見ると、7月は平均3.7個と一気に発生数が増える時期であることがわかります。今年も日本の南海上は熱帯低気圧が発生しやすい環境となっていて、今後も熱帯低気圧や台風の発生が続く可能性があります。
本格的な台風シーズンの幕開けですので、台風対策・大雨対策を整えておくようにしてください。