勤務先の警察署で同僚の財布から現金を盗んだとして、警視庁は11日、下谷署地域課の40歳代の男性巡査部長を窃盗容疑で東京地検に書類送検し、停職1か月の懲戒処分とした。巡査部長は同日付で依願退職した。
捜査関係者によると、巡査部長は5月上旬、署内の同僚のロッカーに入っていた財布から1000円を盗んだ疑い。1~5月に十数回にわたり、同様の手口で総額約8万円を盗んだといい、調べに「家に帰るのが嫌で、カラオケや居酒屋に通い、小遣いが足りなくなった」と話している。
現金がなくなっていることを不審に思った同僚が設置したカメラに、巡査部長が現金を盗む様子が映っており、事件が発覚した。