霧島連山の新燃岳の噴火に伴う火山灰の影響で、10日から霧島市の一部の地域で水道や温泉の断水が続いています。
霧島市によりますと、10日夕方、霧島市で水道管などが破損しているのを、異常を知らせるアラームを受けた職員が確認しました。調べたところ、水や温泉を送る配管が破損していたということです。
霧島神宮付近などの30戸あまりで現在も断水が続いています。また、旅館やホテルなど260軒あまりで温泉が供給できなくなっているということです。
断水の原因は、雨が降ったことで火山灰が交じった土砂が流れこみ、配管が破損したものとみられています。
霧島市は、霧島神宮台と消防団の詰所に給水所を設置し、対応しています。
(男性)
「水が出ない、商売にならない。けっこう水がいる。これでも足らないくらい」
(男性)
「すごく不便。一刻も早くなおってほしい/トイレも使えないし洗い物もできないから大変」
断水の影響で、霧島神宮前の温泉宿や飲食店は、ほとんどが臨時休業となっています。復旧のめどはたっていないということです。