新燃岳7年ぶりの噴火から1か月「活発な状態続く」

霧島連山の新燃岳が7年ぶりに噴火してから、22日で1か月です。気象台は22日、「活発な状況が続いている」としたうえで、マグマ噴火に移行するかどうか、引き続き注意して観測する考えを示しました。
霧島連山の新燃岳は先月22日から活発な火山活動が続いていて、22日も断続的に噴火しています。
鹿児島地方気象台は定例の説明会を開き、新燃岳の火山活動は活発な状況が続いていると説明しました。火山ガスの放出量は、1日あたり平均900トンから4000トンと多い状態だということです。
(鹿児島地方気象台・林幹太火山防災官)
「さらにマグマが上がってきて山体が膨張するような動きがみられないか、みられた場合はさらにマグマの関与が強くなってくる可能性がある、そこは注意が必要」
新燃岳は、噴火警戒レベル3の入山規制が継続されていて、気象台は火口からおおむね3キロの範囲で大きな噴石に警戒するよう呼びかけています。