【トリプル台風に】台風7号、8号、そして9号発生「予想図が台風だらけ」気象庁の進路予想【雨・風シミュレーション~8月3日(日)】台風のたまご=熱帯低気圧が発達【台風情報2025】

台風9号は発達し北上 小笠原近海で暴風域ともない最大瞬間風速40m
日本の南で台風7号、8号が発生しています。さらにマリアナ諸島にある台風のたまご=熱帯低気圧が台風9号になりました。台風9号は発達しながら北上し、27日には小笠原近海で暴風域を伴う予想です。台風の進路予想と8月3日(日)までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。
気象庁の観測によると、24日午後0時に、マリアナ諸島にある熱帯低気圧が台風9号になりました。午後3時にはマリアナ諸島にあって、北北西にゆっくりと進んでいます。
台風は、25日午後3時には時速15キロの速さで北に進み、中心気圧は998ヘクトパスカル、最大週間風速は30mで、発達しながら北上する予想です。
27日午後3時には、小笠原近海に北上し、暴風域を伴う予想です。中心気圧は985ヘクトパスカル、最大瞬間風速は40mと予想されます。
その後、暴風域はなくなる予想で、29日には中心気圧990ヘクトパスカル、最大瞬間風速は35メートルと予想されています。ただ、28日から29日ごろにかけて小笠原近海にほどんど停滞する予想で、影響が長引くおそれがあります。台風の進路予想と8月3日(日)までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。
台風7号、8号の進路予想
台風7号は、25日未明にかけて沖縄地方に最接近する見込みです。沖縄地方と奄美地方では、うねりをともなう高波、土砂災害、低地の浸水、河川の増水に注意・警戒が必要です。
台風7号は、24日午後3時には宮古島の東約230キロにあって、1時間におよそ15キロの速さで北北西へ進んでいます。
中心気圧は992ヘクトパスカル、最大風速は20メートル、最大瞬間風速は30メートルで、中心の北東側560キロ以内と南西側280キロ以内では
風速15メートル以上の強い風が吹いています。
25日午後3時には与那国島の北約220キロを中心とする半径120キロの円内に達する見込みです。
中心気圧は996ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルが予想されます。
【波の予想】
▼25日に予想される波の高さ
沖縄地方・奄美地方 5メートル うねりを伴う
【風の予想】
▼24日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
沖縄地方・奄美地方 20メートル (30メートル)
▼25日に予想される最大風速(最大瞬間風速)
沖縄地方・奄美地方 17メートル (25メートル)
【雨の予想】
▼24日18時から25日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
奄美地方 120ミリ
沖縄地方 100ミリ
▼25日18時から26日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
奄美地方 100ミリ
台風はこの後、熱帯低気圧に変わり、26日午後3時には東シナ海の北緯26度40分、東経121度10分を中心とする半径210キロの円内に達する見込みです。中心の気圧は998ヘクトパスカルが予想されます。台風の進路予想と8月3日(日)までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。
台風8号の進路予想
台風8号は、24日午後3時には南シナ海の北緯16度25分、東経118度35分にあって、ゆっくりとした速さで東南東へ進んでいます。
中心気圧は985ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は25メートル、最大瞬間風速は35メートルで、中心の南西側330キロ以内と北東側220キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いています。
26日午後3時には那覇市の南西約60キロを中心とする半径210キロの予報円内に達する見込みです。
中心の気圧は996ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルが予想されます。
台風はこの後、熱帯低気圧に変わり、27日午後3時に沖縄本島近海を中心とする半径300キロの予報円内に達する見込みです。中心の気圧は996ヘクトパスカルが予想されます。
なお、各台風や熱帯低気圧の中心が予報円に入る確率は70%です。
台風や、台風から変わる熱帯低気圧の影響で、暖かく湿った空気が流れ込み、離れていても大雨のおそれがあります。今後の情報に注意してください。
台風の進路予想と8月3日(日)までの雨・風シミュレーションは画像で掲載しています。