防災庁、東北や日本海側を検討 地方拠点で担当相

政府が2026年度の設置を目指す防災庁を巡り、赤沢亮正設置準備担当相は29日の記者会見で、地方拠点の候補として東北地方や日本海側を検討していると明らかにした。太平洋側の日本海溝・千島海溝沿いの巨大地震や南海トラフ巨大地震への対応を理由に挙げ「(両地域に拠点が)必要だと石破茂首相と話している」と述べた。
設置すべき地方拠点の数など詳しい言及はしていない。具体的な体制は今後検討する。
政府関係者によると、首相は参院選期間中の街頭演説で仙台市や、石川県など日本海側への地方拠点設置に意欲を示していた。首相発言を踏まえ、記者から両地域に拠点を置く可能性について聞かれ、赤沢氏が答えた。