今年上半期(1~6月)の全国の交通事故死者数は前年同期比21人減の1161人だったことが、警察庁のまとめでわかった。統計が残る1956年以降、過去2番目に少なかった。
警察庁によると、歩行中の死者数が411人で、前年同期から32人減少した一方、自動車に乗車中の死者数が5人増加した。
自動車を運転中に通話などをしていた「ながらスマホ」中の死亡・重傷事故は過去最多の計68件(前年同期比8件増)だった。
運転者の年齢別では、20歳代が最多の32・4%で、30歳代が25%、40歳代が17・6%などと続いた。
このほか、外国人ドライバーによる死亡・重傷事故も計258件(同19件増)発生し、3年連続で増えた。国籍・地域別では「韓国・朝鮮」と「中国」がいずれも51件と最多で、ベトナムが31件、ブラジルが25件、フィリピンが17件と続いた。