水戸市中心部の路上で28日夕、通行人の男女6人が刃物で切りつけられるなどして重軽傷を負った事件で、茨城県警が現場で4本の刃物を押収し、いずれも特殊な形状をした殺傷力の高いものだったことが捜査関係者への取材でわかった。少なくとも1本には血痕がついていたという。
捜査関係者によると、殺人未遂容疑で逮捕された近くに住む男(48)は事件時、サバイバルナイフのような刃物を両手に持ち、別に2本を腰に携帯していた。準備していた刃物を手に、直接現場へ向かった可能性があるという。
被害者が襲われた場所は、男の自宅のマンションの周辺で2か所以上に上ることもわかった。捜査関係者によると、男は国道50号に面する自宅マンションを出た裏通りで通行人を襲撃。国道側に移動しながら、通りかかった27~75歳の計6人を次々と襲っていったという。