宮内庁は、9月6日に行われる秋篠宮家の長男・悠仁さまの成年式の儀式や関連行事について発表しました。
悠仁さまの成年式は19歳の誕生日、9月6日に行われます。
宮内庁によりますと、6日午前8時45分から秋篠宮邸で、天皇陛下から贈られた冠を勅使から受け取る「冠を賜うの儀」が行われ、午前10時から皇居・宮殿で、天皇陛下から授かった冠を着用される「加冠の儀」が行われます。
その後、成年皇族として皇室の祖先などをまつる宮中三殿を参拝し、午後2時から天皇皇后両陛下に感謝の言葉を述べられる「朝見の儀」が執り行われます。
また、29日の閣議で悠仁さまに大勲位菊花大綬章が贈られることが決まり、儀式の後、天皇陛下から親授されます。
午後3時からは、宮内庁長官をはじめとする幹部職員からの祝賀を受け、その後、仙洞御所を訪れ上皇ご夫妻に挨拶されます。
皇室における男性皇族の成年式は1985年11月の秋篠宮さま以来、40年ぶりとなります。
この日の夜、都内で皇室の方々や元皇族、親族を招いた私的な祝宴が行われます。
8日には三重県の伊勢神宮と奈良県の神武天皇陵を、9日には東京・八王子市の武蔵陵墓地にある昭和天皇が眠る武蔵野陵を参拝される予定です。
さらに10日には都内で総理大臣や衆参両院議長、最高裁判所長官ら皇室会議や皇室経済会議のメンバーなどを招いた昼食会が行われるということです。
また、悠仁さまが着用する装束は、夏用の衣装は新調し、小物の「檜扇」や「加冠の儀」で冠を授けられる前にかぶる「空頂黒」については、父・秋篠宮さまが40年前に使用したものを手直しをした上で受け継がれるということです。