東北北部は明朝まで災害に厳重警戒 明日は天気回復へ

今日20日(水)は前線が北日本に停滞。東北北部では強弱を繰り返して雨が続き、局地的に大雨に見舞われています。明日21日(木)の朝まで断続的に雨が続く予想で、引き続き河川の氾濫や土砂災害に厳重な警戒が必要です。
12時間雨量が250mm超 8月としては観測史上最大

秋田県上桧木内地区の桧木内川では氾濫が発生。仙北市は午前8時40分に付近の住民に対して緊急安全確保(警戒レベル5)を発令しました。
土砂災害発生のリスクも引き続き高く15時時点で秋田県、青森県内には土砂災害警戒情報が発表されています。
明朝まで断続的に雨 更なる災害に警戒
東北北部では明日21日(木)朝にかけて断続的に雨が続き、積算雨量はさらに増加する予想です。湿った空気の流れ込みや風向きなどの条件によっては、線状降水帯が形成されて同じようなところで激しい雨が続くおそれがあり、災害の発生や拡大の危険性が急激に高まることも考えられます。線状降水帯が発生しなくても、局地的に強い雨が降ることで災害につながるおそれがあります。
引き続き河川氾濫による浸水や土砂災害の発生に警戒してください。自治体からの避難情報にも留意し、必要に応じて速やかに避難できるように準備しておくと安心です。前線は徐々に不明瞭となり、昼間は徐々に天気が回復しますが、増水した河川や急な斜面には近づかないようにしてください。
写真:ウェザーリポート(ウェザーニュースアプリからの投稿)