日本保守党・百田氏、コロナワクチンめぐる島田氏の主張に共感 「あの頃は日本中が狂っていた」

日本保守党の百田尚樹党首が2025年8月21日、新型コロナウイルスのワクチンをめぐる同党の島田洋一衆院議員の投稿に思いをつづった。
島田氏「やむを得なかったとはいえ、肩身が狭い」
百田氏は19日、「実は私も家族もワクチンを打ってない」と明かし、「その理由に深い意味はない。ただ、疑り深い性格だっただけだ」とした。
接種が進んだ理由については「メディア、特にテレビの言うことを信じやすい日本人的な性格に加えて、日本社会独特の同調圧力もあった」とし、「私は自営業者だったから打たずに済んだが、会社とか組織にいた人はそういうわけにもいかなかったのだろうな…」などとしていた。
こうした中、島田氏は百田氏の投稿を引用し「私は当該ワクチンを2度打った」と明かした。
ワクチン接種を受けた理由については、「1度目は、当時勤めていた大学が、打たないと授業をさせないとの方針を取ったため。2度目は、韓国視察旅行に当たって同国政府が、一定期間内にワクチン接種した証明書を持たないと入国させないという措置を取ったため」と説明し、「やむを得なかったとはいえ、肩身が狭い」とつづっていた。
「『自分のことしか考えない奴』と呼ばれました」
百田氏は島田氏の投稿を受け、「島田先生の忸怩たる思い、理解できます」と共感。
「当時は多くの会社や組織で、そんな圧力がありました。ほとんどの病院ではワクチン接種が義務付けられましたし、大学の医学部では、接種しない学生は実習に参加させてもらえませんでした(単位が取れない)」とし、「私がいた放送業界では、下請けプロダクションの社員は接種しないとロケができませんでした(つまり収入が断たれる)」とした。
「直接的な圧力がなくても、会社な組織内での凄まじい同調圧力によって、ワクチンを接種せざるを得なくなった人もめちゃくちゃ多かったのも事実です」とし、当時を振り返った。
当時、ワクチンの接種を拒否した百田氏は「私みたいな有名人は、ネットで散々攻撃され、ワクチン推奨者のインフルエンサーたちから『自分のことしか考えない奴』と呼ばれました。中には『非国民』と罵る人もいました」という。
「本当に、あの頃は日本中が狂っていた感じです」とし、「たとえは極端ですが、かつての戦争中の日本もそんな感じなのではなかったかという気がします」と主張。
「島田先生のように、ワクチンなど打ちたくないのに打たされてしまった人はごまんといたことでしょう。本当にムカつきます!」と怒りをあらわにした。
百田氏の投稿には共感の声もある一方、「事情がありワクチンを接種した人の不安を煽ったらダメなのよ」「普通に初期のコロナ危険でしたよ。今振り返っても打ちますよ」などとする指摘も寄せられている。

島田先生の忸怩たる思い、理解できます。 当時は多くの会社や組織で、そんな圧力がありました。ほとんどの病院ではワクチン接種が義務付けられましたし、大学の医学部では、接種しない学生は実習に参加させてもらえませんでした(単位が取れない)。… https://t.co/UvdFbYunrm