田久保真紀市長に「早く辞めろ」圧力強化 頼みのメガソーラー事案でも無断転載バレた

静岡・伊東市の田久保真紀市長が四面楚歌となっている。
学歴詐称疑惑で東洋大学を除籍になっていたことが明らかになった田久保氏。焦点は市議会サイドに約19・2秒の間〝チラ見せ〟していた卒業証書が一体何だったのかという点だ。
一方、田久保氏は公約である伊豆高原メガソーラー計画の白紙撤回を強調。工事は止まっているものの、「裁判も続いていて予断を許さない状況」(田久保氏のX)と説明し、続投に意欲を見せている。
とはいえ、公務にも影響が出始めた。伊東市は公式サイトで21日に「市長と語る会」の中止を発表。今月25日に市役所で開かれるはずだった会合から10月1日までの会合の計8回の語る会がなくなる。防犯上の理由だという。
22日には地元の市民団体が行っていた田久保氏の辞職を求める署名活動が締め切りを迎えたのだが、26日まで延長に。1000筆を目標をしていたところ5000筆が集まったことでもっと多くを集めることにしたのだ。署名は27日に直接、市長に渡す予定となっている。
すでに20日には地元経済界が田久保氏の元を訪れて、辞職を求める要望書を提出している。観光客へのイメージダウンを懸念しているという。
そんな中、物議を醸したのが、田久保氏のXだ。メガソーラー計画反対についての投稿を21日にしたのだが、その際に伊豆新聞の切り抜き画像を添付したのだ。これには「新聞の画像ってSNSに載せてよかったのでしたっけ?」「使用許諾取ってますか?」とツッコミがついた。
22日になって伊豆新聞【伊東取材部】の公式Xは「著作権について」とのお知らせを発表。田久保氏の投稿との関連は不明だが「個人ブログや個人SNSへの転載は原則許諾しておりません」と注意を呼び掛けた。
法曹関係者は「せめて切り抜きの横に引用元や日付を載せるなどした方がよかった。とはいえ立件まではないでしょう。過去に週刊文春の発売前の記事をSNSに投稿して著作権法違反に問われた件がありましたが、あれは発売前というのが大きい」と指摘した。
田久保氏に味方はいるのか。