大雨時の水位知らせるサイレン基準通りに鳴らず 熊本市長が陳謝

今回の記録的大雨で、河川の水位上昇を知らせるサイレンが基準通りに鳴らなかった問題について、熊本市の大西市長は対応の不備を認め、陳謝しました。
■熊本市・大西一史市長
「吹鳴への対応が追いつかなかった。遅延したことは人為的ミスでありますので、本当に申し訳ないと思っております」
この問題は記録的大雨の際、河川の水位上昇を知らせるサイレンが坪井と花園、島崎で本来鳴らすべき時間よりも約1時間40分~2時間30分遅れたものです。また坪井について熊本市の地域防災計画では、今回の水位上昇の場合、3回サイレンを鳴らすはずでしたが、実際に鳴らしたのは1回のみでした。
大西市長は25日の会見で、今後の対応についても言及しました。
■熊本市・大西一史市長
「(水位が)ある一定の点に来たら自動で作動するシステムを導入することで、人為的なミスを防ぐことは非常に重要と思っております。どういう形で皆さんにお伝えするのが一番いいのかは、常に追及しながら検討していかなければいけないと思っております」