神戸市中央区のマンションで住人の会社員片山恵さん(24)が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された会社員谷本将志容疑者(35)が、事件当日も同市内に宿泊予定だったことが25日、捜査関係者への取材で分かった。ただ、事件直後に新幹線で東京方面に逃走しており、兵庫県警は、詳しい動機などを調べている。
捜査関係者などによると、同容疑者は東京都内の会社に勤務していたが、事件数日前から休みを取得。片山さんの勤務先近くのホテルに宿泊していた。事件当日の20日夜も宿泊予定だったが、片山さんを刺した後はそのまま新神戸駅から新幹線で逃走していた。
新神戸駅まではタクシーで移動。勤務先に「帰省する」と言って休みをもらっていて、新幹線の往復の切符を用意していた。 [時事通信社]