先月31日午前11時ごろ、群馬県嬬恋村で釣りをしていた長野県佐久市在住の45歳の男性がクマに襲われ、大ケガをしました。
警察によりますと、男性は山の中で1人で渓流釣りをしていたところ、体長およそ1.5メートルのクマが突然現れ、顔をひっかかれたということです。
男性はクマに襲われたあと、「クマに一撃くらった」と自ら警察に通報し、その後、自分で長野市内の病院に行って治療を受けたということです。鼻やほおなどを計23針縫う全治1か月の重傷です。
男性が襲われたのは別荘地から1.2キロほどの山の中で、日頃からクマやシカ、イノシシなどがいて地元の人はあまり近づかないということです。
いまのところ、農作物が食い荒らされる被害などは確認されていませんが、警察や地元の猟友会は付近をパトロールするなどして注意を呼びかけています。